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ジルヴェスターコンサート・ニューイヤーコンサート

[2021.10.01]

正月の楽しみの一つに元旦夜にEテレで生中継されるウィーン・フィルのニューイヤーコンサートがあります。会場は楽友協会大ホール、毎年変わる指揮者、サンレモ市から贈られる美しい花、親しみやすいシュトラウス一家のワルツとポルカ、ウィーン国立バレエ団のダンス、新年の挨拶、アンコールの「美しく青きドナウ」、最後に観客の手拍子とともに演奏される「ラデッキー行進曲」など毎年さまざまな趣向で楽しませてくれます。毎年欠かさず鑑賞しているのですが、1987年の颯爽としたカラヤン、1989年と1992年に登場した伝説の指揮者クライバーの楽しげな指揮ぶり、2002年日本人として初めて指揮台に立った小澤征爾が特に印象に残っています。

もともと音楽好きで、ジャンルを問わず聴いてきましたが、年と伴にクラシックを好んで聴くようになり、いつか楽友協会大ホールでウィーン・フィルを聴きたいと思っていました。2013年年末、ベルリン・フィルのジルベスターコンサート、ウィーン・フィルのニューイヤーコンサートを聴くツアーがありフルムーンを兼ねて初ヨーロッパの旅にでました。

フランクフルト経由でベルリンに到着。夜はホテル近くのクリスマスマーケットを楽しみました。

 

 

ベルリン市内観光では、ゲメルテギャラリーで、フェルメールやブリューゲル、レンブラント、ラファエロを鑑賞し、博物館島を制覇し、ベルリン大聖堂を登りました。ベルリン・フィルのジルヴェスターコンサートは、12/29・12/30・12/31カラヤンサーカスと呼ばれるベルリンフィルハーモニーホールで行われます。12/31の模様は全世界にTV中継され、日本ではBSプレミアムシアターで1月に放送されます。毎年演奏曲目と出演者が異なるのですが、2013年のテーマは舞曲、指揮はサイモン・ラトル、コンマスは樫本大進、ゲストはラン・ランでした。 ドボルザーク/スラブ舞曲で始まり、プロコフィエフ/ピアノ協奏曲第3番、ヒンデミット、ハチャトリアンと続き、アンコールにブラームス/ハンガリー舞曲第3番、最後に第1番という内容で、2階席でしたが、ランランの白熱の演奏、大迫力のヴィルティオーゾ楽団ベルリン・フィルを十分堪能することができました。

 

 

 

12/30空路ウィーンへ移動し、中央墓地、モーツァルトハウス、シュテハン大聖堂を見学。夜は、「カフェ ザッハー」で「ザッハートルテ」「ウィンナーコーヒー」をおいしくいただきました。 

 

 

 

 

 

12/31はベルヴェデーレ宮殿ギャラリーでクリムトの「接吻」を、ウィーン美術史美術館でブリューゲル、フェルメール、ラファエロを、セセッシオンでクリムトの「ベートーベン・フリーズ」を鑑賞しました。

夜7時半、いよいよウィーン・フィルのニューイヤーコンサート。観客は皆正装し、和服姿の日本女性も目立ち、華やいだ雰囲気に包まれています。2014年の指揮者はダニエル・バレンボイム、テーマは「世界の平和」、「美しきエレーヌによるカドリーユ」でシュトラウスのワルツとポルカの世界が始まりました。前から13番目の席で、「ウィーンの森の物語」のチター、「美しき青きドナウ」での客席通路ダンス、総譜なしで全曲を完璧にこなし、最後の「ラデッキー行進曲」で楽団員と握手したりスコアをさかさまにするバレンボイムのお茶目な指揮ぶりを目の当たりにし、流麗なウィーン・フィルの響きを黄金のホールで楽しむことができました。

私の日々の生活は音楽と結びついており、美しい音楽や絵画に接していると心が豊かになるのを感じます。「ビールと音楽は生に限る」ので、お気に入りの「福井ハーモニーホール」で、今後もライブを楽しみたいですね。

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